「から揚げ持ち帰り専門店」の首都圏進出の仕掛人である、九州の不動産会社社長が上京し、学芸大学前店のオーナー社長と3人で今後の事業展開について話し合った。
FC本部の設置と今後の店舗展開(首都圏に5店舗、上海に1店舗)がほぼ固まり、会社のフレームワーク作り、経営計画の策定、資金調達などに取り掛かる。
上海にいる友人(日系駐在員)に「から揚げ持ち帰り専門店」の上海出店を連絡すると、数日後顧客ニーズ等に関し以下の返信があった。
上海での唐揚げ店の件をいろいろな友人に聞いたが、『当たるだろう!』という意見が多かった。重要なポイントは、場所と単価。KFC(ケンタッキーフライドチキン)の上を行くのか、下を行くのか、その辺が重要だ。

こちらは『立ち食い、歩き食い』の文化だから、買ってからその場で食べられる簡単なパッケージも必要である。
このメールを貰った翌日に彼から以下のメールが届いた。
実は、私の入っているオフィスの管理会社が来年の上海万博のレストラン棟を押さえている。ここに、日系レストランをテナントとして期間中入れる予定だとのこと。
期間中の来場客数は平日40万人、週末80万人が予想され、この人数を園内のレストランでさばく場合、1店舗あたり1万人/日、16秒に一人を応対する計算となる。
そのため、オーダーを受けてから調理を行うことは不可能で、全てが作り置きのテイクアウトでの対応となる。
となると、「から揚げ」は打って付けではないだろうか!
ここで受け入れられれば、中国国内でのフランチャイズ展開も夢ではありません!!
新会社のコンセプトである「日本の食文化を海外に!」の第1弾は大分県中津の「から揚げ持ち帰り専門店」の上海進出になるかもしれない。中国ビジネスの難しさは小職も熟知しているが、まずは顧客ニーズ調査と立地調査のため6月12日に3人で上海に行くことになる。
(2009年5月30日)
admin その他, 中国関連
ある外資系高級スーパーは現在上海市内に2店舗を構えているが、更に4~5店舗出店するらしい。1号店は浦東新区の陸家嘴(ルーチャーツイ)のようだ。同社はアジア系資本のスーパーで、日本の紀伊国屋や成城石井のような高級スーパーである。
日本人の多い古北エリアにはフランス系のカルフールが出店しているが、そこに日本の高島屋も出店するらしい。また北京で成功を納めたセブンイレブンも上海に1号店を出すなど外資流通小売各社の上海での競争は更に激化するが、選択肢の増える消費者にとっては楽しみでもあり、好ましいことである。
上海在住の友人によると、上海のトピックとしては、
・無農薬野菜(久光百貨店等で販売中)
・日本からの無農薬野菜向け、土壌改良薬、及び、農業技術指導
・焼肉「スタミナ苑」のフランチャイズ展開
・日系ストッキングメーカーの中国進出
などだそうだ。
日本で生活していると、成長する市場が羨ましくなる。
(2009年5月29日)
admin 中国関連
日本の食文化を海外へ、という気持ちと、国内市場が縮小基調にあり販路を広げたいという日本酒蔵元の意向に、少しでも協力ができればということで、知人を介し、日本酒の蔵元3社を支援する会社の社長にお会いすることができた。
中国で日本酒市場が伸びており、かつ大手流通企業とのネットワークがあるので日本酒を中国に輸出しましょうと提案した。時間をかけて造ったお酒をワインの如く丁寧に扱ってくれる取引先であればぜひお願いしたい、という社長の言葉が重く心に響いた。
日本酒の物流費を抑える方法としては輸送費の問題があり、コンテナに混載できる、他の蔵元の日本酒又は野菜等を見付け、混載で物流費を抑えることがこちら側の宿題となった。色々な課題は勿論あるが、ぜひ課題をひとつひとつ解決し形にしたい。
中国では2005年の反日デモによる負の影響で反省もあり、かつ中国が見習うべき国は米国ではなく日本であるという流れになってきた、と以前聞いたことがある。日本の物差しでは図れない、中国が抱える大きな課題を認識しつつ、日本と中国のかけ橋になりたいと思う気持ちは今も変わらない。
「メイドインジャパン」の日本酒をぜひ中国で広めたい。先日紹介した「から揚げ持ち帰り専門店」の上海出店の話もきており、更に上海万博に出展しブランド構築をやってはどうか、など次から次へと話が広がっている。念じればやはり何とかなるのかもしれない。
アジア各国を色々な角度で支援していくことが豊かになった、我々日本人の使命なのではないだろうかと思いつつ、世界経済不況で更に厳しい状況にある日本の地方経済も気になる。少しでも輪が広がることを祈念する。
(2009年5月28日)
admin 中国関連
友人社長が副業で始めた、持ち帰り唐揚げ専門店「もり山学芸大学駅前店(http://morikara.net/karaage/shop_geidai.php」」が5/15(金)に東急東横線学芸大学駅前の商店街にオープンした。初日はかなり盛況で、売上目標も達成し、順調なスタートが切れたようだ。
翌日の土曜日の午後、小職もお祝いと応援に駆け付けた。午後3時から5時という時間帯であるにもかかわらず、顧客の列が切れないほど繁盛していた。唐揚げが幅広い年齢層に好かれている為か、顧客年齢層は子供から年配者までと幅広かった。
初日成功の要因は学芸大学駅前商店街という立地の良さ、オープン時の割引キャンペーン、唐揚げの商品力、「から揚げ専門店」のもの珍しさなどが挙げられる。
幾つかの課題もあり、その解決策を講じる必要がある。オープン後の売上の落ち込みも想定されるため、その対策として消費アイテムを増やし、併せてデリバリーサービスを実施していくらしい。
友人社長に今後の事業展開を聞いてみると、2号店をオープンさせるとともにフランチャイズ制の仕組み作りをすることだそうだ。
お店が早く軌道に乗り、唐揚げ専門店の関東エリアでのFC展開が成功しますように!
(2009年5月16日)
admin ニュービジネス
昨今の金融不況や株安で株式公開企業が昨年から激変している。上場コストの負担増も相俟って最近では金融界の人も「上場は百害あって一利無し」と言う。
IRコンサルティングの社長さん曰く、「中国市場を睨んでいる企業向けに”香港市場での上場”をテーマにセミナーを開催したところ、参加者が150名だった」とのこと。
赤字続きで厳しい経営を強いられている日本のベンチャーキャピタルはベンチャー投資からミドルステージ企業への投資やM&Aコンサルティングなどに業務シフトしている。別の選択肢として「成長性がありかつ資金ニーズのあるベンチャー企業に、香港市場やシンガポール市場での上場などを提案してみてはどうだろうか、、、。」などと、親しいベンチャーキャピタリストと意見交換した。
日本のベンチャーキャピタルも大きな岐路に立たされている。グローバル化を避けて通れない業界が増えているようだ。
(2009年5月13日)
admin ニュービジネス
麦酒メーカのトップ企業K社に勤務する友人と情報交換した。その友人は38歳で、K社ホールディングスのIR担当をしている。
業界の雄であるK社は業界のガリバー企業であった。ライバルA社の猛追で、一時はトップの座を譲った。
K社は顧客第一主義を掲げ全社一丸となって、顧客である外食レストランや特約店に営業攻勢を掛けた。しかしながら「業績の良い時には相手にもしてくれなかったのに、何を今更・・・。」という厳しい意見が相次いだそうだ。謙虚にお客様の声を経営に反映させ、併せて発泡酒の攻勢等で巻き返しに成功した。ビール業界発展の為の貢献や寄与などガリバー企業としての役割も聞けた。
数年前はこの企業も日本市場で競合企業と切磋琢磨していたが、今は国内事業の強化だけでなく、成長を求めて事業提携などにより海外戦略に注力しているという。豪市場では出資先企業の業績が好調で、グループ利益の3割近くを稼ぎ出しているという。ちなみにビールはその土地の気候や風土、そして料理等に左右されるため、日本のビールをそのまま持ち込めないようで、海外進出もそう簡単では無いようだ。
顧客の視点に立つことで、かつ各国の消費者の嗜好にあったビールでぜひ世界のTOP企業になってほしい。「Made In Japan」の強さは工業製品だけでないことをぜひ世界に示して頂きたい。
(2009年5月11日)
admin ニュービジネス
昨年ある仕事で中国商社の総経理とお話ししたところ、中国での日本酒販売が伸びている為、中国に輸出したい日本酒メーカと取引したいとのこと。日本酒は水の関係があり、日本酒メーカが中国に工場進出しても生産できないのだそうだ。
先日日本酒の組合の方に中国輸出について話を伺ってみた。日本酒においても日本での経営環境はかなり厳しく、新たな販路を求めて中国や海外に輸出したい企業はそれなりにあるとのこと。ただし、会社規模の大きいところが前提になるようだ。
小職も上海駐在時代に、日本料理店で日本酒を飲んだが、値段が高くて驚いた。焼酎も同様であるが。
上海駐在時代の親友で、アパレルメーカの総経理をしているA氏に中国における日本酒市場の現状について聞いてみた。A氏は台湾、シンガポール、香港等でも駐在をしている。特に彼が話す中国語は堪能で、台湾人や中国人に間違えられるらしい。上海に赴任して5年経過している。
A氏曰く、「日本酒は中国の百貨店や日本料理店で売れている。値段は日本の2倍以上である。高額所得者層に属する中国人は金箔入り、辛口、そして高額なお酒を好む。樽酒や真珠の粉の入ったお酒(?)もニーズがある。綺麗な女将の居る、行きつけの鮨屋には”酒一筋(岡山)”、”花の舞(静岡)”、”一の蔵(宮城)”、そして”天狗舞(石川)”など辛口の日本酒を置いている。来店する中国人は「SAKE, SAKE!」と言っても、よくわかっていないようで、お店が勧めるとガンガン飲んでくれる。」とのこと。
日本酒の輸出と言っても関税、保温物流など色々な課題があると思われるが、課題をうまく克服できれば、中国の富裕者層もかなり増えていることも相俟って、有望な市場になりそうだ。
(2009年5月4日)
admin 中国関連
先日ご紹介した唐揚専門店のFC本部は大分県中津にあり、【もり山 http://morikara.net/】という屋号で鶏の唐揚専門店として福岡に3店舗、そして中津に1店舗出店している。東急東横線学芸大学駅前店は関東のFC第1号店である。
この店舗のオーナーである友人のA社長と一緒に、学芸大学駅近くに5月15日オープンするお店を下見した。人通りの多い、洒落た店のある商店街の一角で、駅から徒歩で2分ほどの所に位置している。5坪ほどの面積で、内装工事が着々と進んでいた。立地などからも成功しそうな予感がする。

下見の後、日本橋に向かい友人のN氏と3人でコレドの4階にある鶏料理店で会食をする。N氏は食品業界に詳しく、現在野菜の卸の会社に勤務している。日本の農業や農業法人に関する現状と課題など、多くの有益な話を頂く。
A社長がこの鶏料理店のオーナーに「からあげ専門店」を開く旨の話をすると、同業とのことで会話が大いに盛り上がる。そのオーナーの奥様は地鶏で有名な福島県の地鶏農家出身であるとのことで、「福島県でも“唐揚専門店”が繁盛しているが、お店が成功する秘訣は福島県産の伊達地鶏に代表されるような、品質の良い、美味しい鶏を使う」ことだとアドバイスを頂く。しかしながら伊達地鶏の仕入れ値はブロイラー鶏の10倍するらしい。オーナーは「鶏で美味しいのは手羽だ」、「唐揚げ専門店は絶対に成功する。」と言う。そんな盛り上がった会話が終わり、オーナーが我々のテーブルを離れた時、食品に詳しいNさんがぽつりと言った。「高級な地鶏を使った料理を出してもお客さんはそれに対して高いお金を払ってくれないんだよ。」と。
いずれにしても2週間後にオープンする「からあげ専門店」が成功しますように!
(2009年5月2日)
admin ニュービジネス